疲れやすい・痩せにくいを卒業する運動習慣

次は運動習慣にも目を向けてみましょう。

トレーニング以外の日をどう過ごすかも、結果に大きく影響してきます!

たとえば…

  • 週に1回だけジムで頑張って、それ以外はほとんど動かない人
  • 週に1回ジムに通い、それ以外の日も軽いウォーキングを行う人

1ヶ月後、半年後、そして当ジムを卒業したあと、より健康的で理想的な体になっているのはどちらでしょうか?

運動習慣が身についている後者の方ですよね。

トレーニングで身につけた体の使い方や筋力を活かして、日常生活の中でも少しずつ運動量を増やしてみましょう。

そうすることで、体力や代謝が自然と上がり、健康的な体づくりが実現します。

具体的にはどのくらい動けばいいの?

ここで参考になるのが、日本人女性を対象にした愛媛大学の研究です。

この研究では、約800人の中高年女性を対象に、歩数や運動の強度とメタボリックシンドローム(肥満・高血圧・糖尿病など)の発症リスクとの関連を5年間にわたって調べました。

結果は、

1日あたり約1万歩程度を歩く人は、メタボリックシンドロームの発症リスクが約半分に減る

しかも、運動は強度が高くなくてもOK(ゆっくり歩くだけでも十分!)というものでした。

つまり、毎日の生活の中で、軽めの運動を取り入れて「1日1万歩程度」を目標にすれば、健康にもダイエットにも大きな効果が期待できます。

  • 買い物は徒歩で行く
  • 通勤や通学で一駅分だけ歩いてみる
  • 家事をこまめにする(掃除や片付けだけでも歩数アップ!)
  • 家族や友人と、毎日15分だけ散歩をする習慣をつける

ジムでのトレーニングに加えて、普段の生活でもちょっとした運動を積み重ねることで、より健康的で代謝の良い体へと変わっていきます。

「頑張る」よりも「無理なく続ける」。

そんな運動習慣を、今日から一緒に始めていきましょう!

歩数はスマホで簡単にチェック!

歩数はスマートフォンの標準機能を使えば簡単にチェックできます。

iPhoneの場合

「ヘルスケア」アプリ

Androidの場合

「Google Fit」アプリ

スマホはいつも持ち歩いているので、歩数チェックも簡単。

毎日チェックすることで、「少し歩いてみようかな?」と、自然に歩数アップへの意識が高まります。

次の章からは、食事改善の基本的な考え方を一緒に学んでいきましょう。